トプラまで地理的に通うのが難しい方も多くいらっしゃると思います。ここでは、お子様と一緒にご自宅で出来る英語の練習のアイデアをご紹介します!
●アルファベットの練習編
「まだうちの子は、ひらがなを習い始めたばかりだから。。」と思われるかもしれませんが、お子様の吸収力は優れています。5歳から10歳くらいのお子さんですと、2ヶ月くらいですらすらと書けるようになります。
[用意するもの]
英語用練習ノート1冊(これ1冊あると、何ヶ月ももちます。小学生以下のお子様は、なるべく線が太いものを用意してください)
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AからZの文字を教えてあげましょう。大文字と小文字があることも説明してください。(有名な物や人の名前と文章の始めに大文字を使う程度で大丈夫です) 同時期にお勧めなのが、アルファベット一覧表です。お風呂にぺたっと貼れるアルファベットと絵が描いてあるものだと、お風呂の最中にもアルファベットの練習ができます。(100円均一などにあります。)
大切なのは、エービーシーと教えるのではなく、ネイティブが学ぶフォニックスの発音、アッ、バッ、カッ(サッ)で教えることです。フォニックスの発音については、発音編をごらん下さい。 -
AからZが書けるようになったら、3文字単語に移りましょう。(cup, cat, eat, bus, cap, bat, hat, hot, pin, pen, pan, peg, net, map, jet, fox, jam, cut, box)この時、必ず保護者の方が発音しながら、意味を教えてあげてください。初めのうちは、書くのにとても時間がかかります。1日多くても5単語くらいを目安に、3回から5回音読しながら一緒に書く練習をしてみましょう。この時点で単語の意味を絵完全に覚えていなくても構いません。フォニックスの発音がマスターできていると、発音とスペルがかけ離れたものではないものだと気がつくと思います。Cupの場合、カッ、ウッ、パッ(破裂音)で、カップと読めるはずです。
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次は一定のテーマごとに単語をピックアップして、練習します。例えば、動物、体のパーツ、洋服、家具、職業など。簡単なものから選んでいき、何度か同じトピックを反復し、徐々に単語を増やしていくことで、単語を覚えていきます。
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文章を書く練習に移ります。簡単な文「This is ~」「I like ~」などを用いて、今まで書けるようになった単語を入れていけば出来上がり。その時に、名詞には必ず前置詞のa・an (母音の前)をつけるのを忘れずに。a/anの代わりにmyをつけるのも良いですね。This is a bus, This is an apple, I like my cup, I like cats, I like bananas.(私は~が好きという場合は、通常複数形になります。猫が好きという場合、猫1匹ではなく、猫全般が好きという考え方です)
●発音の練習編
[用意するもの]
インターネットに接続できるスマートフォンなどの端末やタブレット・Appleテレビなどあると便利です
英語の童謡は歌えるようになると楽しいですが、歌詞が難しいものが多かったり、普段使わない表現があったりと実は英語教育に最適とは言いにくいのです。お勧めするのは、チャンツと呼ばれる短い発音練習のビデオです。大体2分から長くても5分のものが一般的です。今ではよいものがたくさん無料で出ています。検索方法は、Googleの検索にchants esl kidsと入れて下さい。表示方法をビデオに変えると、たくさんのチャンツが出てきますので、そのとき練習している単語が出てくるものを選んで、一緒に大きな声で繰り返し発音してください。chants esl kidsに body partsを加えると、体のパーツのチャンツが素早く探せます。
チャンツはリズミカルに、大きな声で一生懸命まねするのがコツです。習ってない単語が出てきても子供さんは大丈夫です。ただあまり長い文章が出てくるものやテンポが早過ぎるものは、子供さんもあきらめてしまいます。ちゃんとリスナーが繰り返す間を置いているチャンツを選びましょう。
フォニックスの発音も同様にインターネットで探すことが出来ます。エービーシーと発音するビデオも多く存在しますので、ちゃんとアッ、バッ、カッ(サッ)と発音するものを選んでください。phonics for kidsを入れると検索できます。
●ゲーム編
Snakes and laddersゲーム
[用意するもの]
大き目の画用紙・カラーペン・セロファンテープの芯など丸が書けるもの・あればシールやスタンプ
Snakes and ladders、ずばりすごろくです~!数字を覚えたい場合は、升目に数字、単語を覚えたい場合は、単語を枡に入れてください。途中で落ちる、上がるをつけるのをお忘れなく。私が作って感じたのは、渦巻き型よりもへび状の方が、落ちる・上がる差が少なくて楽しいゲームになります。ちょっとした罰ゲーム枡も入れるとドキドキ感が増します!罰ゲームは英語で1~20を数える、英語でフルーツの名前を5個言うなど英語に関連したものがお勧めです。
マッチングゲーム
[用意するもの]
壁掛けホルダー・小さい色画用紙・ペン
100円均一などに売っているお薬カレンダー(壁掛けホルダー)をご用意ください。一枠に入るサイズに色画用紙を切って、単語を書いていきます。あとはお子さんが並べて入れていくだけです。このゲームの目的は、英語の文章の組み立て方が日本語と違うということ、三単元のSや複数を理解することです。
例えば3人称を習ったときに、I, She, He, We, You, They, Itを一番左の枠に上から並べます。am, is, areのどれを使うかだけでもよい練習になります。am, is, areを数組用意してください。お子様に左から2番目の枡に何が入るのかを考えてもらい、実際に入れてもらいましょう。
最後の枡は、職業や感情表現なんかがお勧めです。I am a nurse, We are happy, She is sad, They are teachers.など。主語は黄色など、色を分けるとわかりやすいです。三単元のエスもこれで練習が出来ます。同じ単語のSありとSなしを何組か作ります。She runs, They run, I run, It runsなど。いろんなバリエーションが楽しめます。
はじめは真ん中の列をお子さんに入れてもらう、次は主語の部分、最後は名詞・副詞というようにすれば、たくさんの練習が出来ます。
完成したものを壁に貼っておくと、いつでも見れて良いですね。
ぜひご家庭で試して頂きたいいくつかのアイデアでした。
実際に試してみた感想などを送って頂けると、うれしいです!